ハンドメイドを売るのが怖い人のはなし【第一夜】

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徒然日々

こんばんは、さゆきです。

 

突然だけど、私の長年の趣味は手芸。

 

ジャンルは問わず、気になったものをちょこちょこと、熱しやすく冷めやすくでゆるーく趣味としていた。

作るものはそのとき自分が欲しいものとか、リクエストをされたものだけ。

 

手芸の話をきいてくれて興味を持った会社の同僚さんとか、友達とかがリクエストをくれたりした。

リクエストをもらったら、自分の技術でまだ作れないものでも作って期待に答えなくちゃと思う。

だから必死に新しい技術を勉強して練習して、なんとか形にしてプレゼントした。

 

そうして相手に喜んでもらった時、めちゃめちゃ嬉しくて、

あーー 頑張ってよかったーー!

と感じたりしていた。

 

そんなことをしているうちは、毎日自分の技術を磨くことが楽しくて仕方がなかった。

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自分の作品を売る恐怖

「それ、絶対売れるよ!」

このセリフは私にとっては鬼門だったかもしれない。

なんてことはない、上記のように私の作った物を喜んでくれた方の言葉だった。

 

そのセリフを言われた時、最初に思ったのは まっさかー! だった。嬉しくは思ったが本気にはしていなかった。

 

ちょうどその頃といえば、手作りの品“ハンドメイド”という言葉が広く使われ始めてちょっとしたハンドメイド販売ブームが流行ってきていた。

ミンネとかクリーマとかヤフオクとか。

 

それまでだったら胡散臭いと思われがちだった、ネットで個人で商売が出来ること。

これは画期的だと私も飛びついてすぐにアプリをインストールした。

 

しばらくはアプリを眺めているだけで楽しかった。他の作家がどんな物を作るのか見ているのがとても刺激になった。

 

アプリを眺めていると、だんだんわかってきた。この作品はとても素敵だけど、私も頑張ったら作れるかも、と。

そうすると、自分も販売出来るんじゃないか、もしかしたら数を作れたら結構稼げるんじゃないかな?とかいう欲目が出てきてしまった。

 

この感情はとても厄介で、

アプリ上に公開された作品が真似出来そうだといっても、パクリをして売るわけにもいかない。売れないのなら作らない方がいい。

最初はあんなに素敵に見えていたのに、売れるかどうかの天秤にかけた途端に魅力を感じられなくなる。

これは厄介な病気だ。

 

”売れるかも病“である。

もう何も作れない

そんなこんなで、素敵な作品をみてはそんなことを考え、何か作ってみてはこれは売れそうか考え…

 

病に侵されたアタマで延々とそんなことを考えていたら、ついに何も作れなくなってしまった。

私は究極の面倒くさがりだが、ちまちまと手芸で夜なべすることだけは好きだったのに。

 

 

ちょっと長くなっちゃったんで、また次の更新で続きを書こうと思います。

文体が小説チックになってしまって、大層読みづらかったと思います。読んでくれてありがとう!あなたのファンになっちゃう。

それでは、また。

 

 

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